menu

2017/01/19
芝原 俊輔
美容師さんから公式ラインに質問が来たので長文でお答えしてみた。

突然でした。



美容室IJK OMOTESANDO代表芝原です。

《プロフィールはこちらをご覧下さい!》

(運営:美容院検索のサロンリスト)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

AM1:00,
芝原の公式ラインにラインが。







夜中1時ってのが美容師さんぽくて良いですよね(笑)


お答えします。







初めまして^ ^

塗布手順は根元から毛先までワンタッチです。
が、薬剤の60%くらいがクリア剤なので
リフトアップ力がほとんどありません。
それも踏まえて根元も塗布量多めで更にラップして放置してリフトアップ力を高めるイメージで作っています。
と、いっても、
グラデーションカラーで根元黒を活かしたかったので、そこまでリフトする必要はないのですが、黒ではなく少しリフトさせたいなーというイメージです。

もう少し明るくすることは可能ですが、
その場合だと、紫が薄まることになるので、髪の黄色味によっては紫ではなくグレーっぽく仕上がる可能性があります。


その辺はアンダーカラーとカラー剤の色味の強さで均等ならグレーになるし、カラー剤の方が強ければ紫を出せるかと思います。

あと、根元のリフト力を高めたければ
THROWのc/14(だったかな?)を使うと良いですよ。
あれはクリア剤のようですがリフト力もあるので根元は茶色くらいまでは上がるかと思います。


書いた処方より薄く処方して、根元リフトしなくていいなら
c/00:v6 3:1とか4:1とかですし
10%とかだと白っぽく染まるかと思います。

根元を茶色まで上げたいのならc/14に置き換えて作って見てください。


あと、オレンジ味が強ければTHROWのブルーよりもコレストンの3/88の方が濃いので調節しやすいです。

結局ブリーチ毛へのカラーはブリーチでどこまで抜けているかに対して色をどれくらいの濃さで配合して狙い通りに出せるかだと思うので、その辺はモデルさんのアンダーカラーを見極めて濃さを調節なさってください。

ブリーチ1回しかしてない方なら濃いめに処方しておかないと紫が出ずにグレーっぽく終わることも多いかと思います。

良いカラーになることをお祈りしております。










こんな感じです。
文章でお伝えするのって難しいですねえ….。汗

まあ、軽く僕の考えを文章にしてお伝えさせて頂きました。


あ、


このカラーリングですね。




質問の仕方….


別に上からになるつもりは無いのですが、
よくこういう質問のラインは美容師さんからいただきます。
正直言うと全部返事できてるわけでは無いのですが……..


めちゃめちゃ答えづらい質問をしてくる人もいる


「芝原さんはどんな考えでカラーリングしていますか?」
とか、
「どんなふうに塗りますか?」とか


ラインで答えられるか?それ。(笑)





企業秘密とかそんなんじゃなくて、
それこそケースバイケースであり、
「その時による。」としか答えようがない。

また「LINE」と言うもので質問くださる以上
答えるとしたら「文章」で答える事になるわけです。
(まあ、動画載せたりも出来ますが….)

一から「どんな考えでカラーリングしているか」

なんて、書かせたら半日はかかりますよ….汗




流石にそれをやる余力はありません。(笑)






その質問は答えやすいのか?自分の考えは入っているのか?答えを全て丸投げにしていないか?


アシスタントとかでもそうなんですけど、
ざっくりとした質問をしてくる子とか多くて、
そういう子って大体伸びないんです。
(もしくは伸びるのが遅い)




*自分で考える。思考錯誤してみる
(「こうなのではないか?いや、ああなのか?」)

*「○○だと思うですけど、これって○○ですか?」
とか、自分の考えを加えて質問する。


最低でもそこまで自分で考えなければ、
果たしてそこに成長はあるのか?と思ってしまう。




聞いた→答えが返って来た。

たったそれだけの簡単な事のみで習得できるほど美容師というのは甘い技術職なのだろうか?

僕はそうは思わないですねえ….。




トンチンカンな質問は失礼であり、場合によっては馬鹿だと思われる場合も….


例えば、孫さんに会って、
「ソフトバンクさんって何の会社なんですか?」
とか、ありえないじゃ無いですか。(笑)



いや、、僕は孫さんと比べれば糞凡人なんで、
聞いてくれて良いんだけど、
「質問」って場合によっては失礼になるよっていう只の例です。



ああ、わかってないことがわかってないんだなあ、、、。と思うケースが多々あるわけです。

教えて差し上げたいのは山々ですが、、
簡単に答えを与えることが成長では無いと思うんですよね。



たくさん質問してほしい。
その思いはやまやまです。
特にうちのスタッフには。


だけれど、そこにある「質問力」そして「自分で考えたか?」もきちんと大切にしていってほしいですね。




そして、ちゃんとお礼を言うこともね。(笑)
嫌味じゃなくて、ただ知っててほしいだけですね。
ブログを見てるか知らないですが^_^



質問が答えやすかった。


あ、でも今回は答えやすい質問だったのできちんとお答えさせて頂きました。


僕は別に美容師さんの役に立ちたいとかあんまり無いですが、、、、、、
美容師さんに施術されたお客様やモデルさんには心から喜んでほしいと思っています。

僕が少し手助けをして、僕の知らないどこかで誰かが喜んでくれてたらそれは僕にとっちゃ幸せです。



良いカラーリングになることを祈っております。




美容師さんから質問を頂いて、
ふと感じた事でした。


只の自己回顧です。
ではでは。



LINE@からご連絡、ご予約どうぞ!


TEL:03-6438-9882

東京都渋谷区神宮前5−46−16

イルチェントロセレーノ2F
IJK OMOTESANDO

芝原 俊輔

page top